
生協チラシ販売に特化した販売管理システム(AV-X)をWindows環境へ移行
日用雑貨卸売企業の生活協同組合に特化した販売管理システム(AV-X)をWindows Serverへ移行を行いました。移行に際して、大手ベンダーの販売管理パッケージやオープン系へのフルスクラッチもご検討されましたが、パッケージでは適応できない作り込みのため、カスタマイズ費用が高額になるとのことでした。また、オープン系へのフルスクラッチに関しても費用が高額になる点と納期が想定の先になってしまうとのことでした。
結果的に、当社でのマイグレーションをご選択頂きました。選定の理由としては、パッケージのカスタマイズやフルスクラッチでの開発と比較して、開発費用が1/4〜1/6程度に抑えられ、導入後のサポート費用についても半分程度で済むこと、業務ロジックや画面がそのまま使えるためシステムご担当者様1名でも対応が可能であること、カスタマイズなどの要件定義や開発遅延等がないため納期が見通せるなどとのことです。
従業員の再教育コストやシステムご担当者様の負担も最小限
システムご担当者様が1名の会社では、業務系のシステムの運用に加えて、クライアント端末の管理や従業員の方々からの様々な質問への対応など業務範囲が多岐にわたることがよくあります。そこに基幹システムの刷新という負担の大きい業務が加わるとプロジェクトを成功させることが難しいことが実情です。マイグレーションでは、従業員の再教育もほとんど必要なく、データやマスタについてもそのまま移行が可能なため、切り替え時の並行稼働による一時的な業務増加も最低限で済ませられます。その点においても、パッケージの導入やオープン系でのフルスクラッチと比較しても何倍ものコスト減となることは間違いないです。
このように、実際に開発にかかる費用や月額サポート費用だけでなく、導入にかかる期間1~2.5年の間のシステムご担当者様の負担や従業員の再教育コスト、並行稼働や導入時の不具合による業務停止やそれに伴う残業の増加など、総合的に考えて大幅にコストを削減できることがマイグレーションの選択によって可能となります。